これまでの勉強法の総決算!論文式対策の全て
これまでいくつ記事をご紹介したでしょうか。そのいずれの記事も、実は、今回の「論文式試験勉強法」のためのピースでした。つまり、これまでご紹介した方法をつなぎ合わせることで、結果、「論文式試験の勉強法」になっているということです。
一体どういうことか、今回は「会計士論文式試験の勉強法」として、また、これまで私が紹介した「公認会計士短期・一発合格勉強法」の総まとめとして、ご紹介したいと思います。
是非、最後までご覧いただき、論文式試験突破の糸口を掴んでいただければと思います。
論文式試験勉強法|これまでの勉強法全てが論文式対策
まず最初に、これまで紹介した勉強法を整理すると、以下のようになります。
授業の受け方(基本テキストの復習法)
予習のやり方 授業の受け方 復習の方法
授業の受け方(より科目別に着目した復習法)
計算科目編 理論科目編
答練の復習法
目的別答練復習
短答式対策
計算科目編 理論科目編
詳細は各リンク先をご覧いただきたいのですが、要約すると下記のとおりです。
・授業を受ける時、テキストを学ぶ時は「予習」は絶対してはならない(時間の無駄)
・授業中は、後で自分が授業を再現できるレベルで受講、ノートを取る(1.5倍速受講は厳禁)
・復習時は、チャートで頭を整理、回転で記憶の定着を図る
・復習において、計算科目は計算パターンのストックとそれを自在に引き出す力が必要。そのためのチャートを作成
・復習において、理論科目はストーリーのあるチャート化で物語にして内容を理解、記憶の定着を図る
・答練復習においては、ただコピー→解き直しではなく、目的別に「時間」を変えて復習する
・短答式対策/計算科目では、復習時に作成したカテゴリ別チャートから個別問題に対応するチャートのみ、抜き出し、また肉付けし短答用チャートを作成
・短答式対策/理論科目では、『原典』が全て。蓄積された答練等の肢の内容を『原典』に集約、『原典』を回転させ復習する
このような内容でした。では、この内容と論文式試験勉強法はどう考えればいいのでしょうか。
論文式試験勉強法|これまでの方法が論文式対策に
論文式試験の対策法を考えるために、まず、論文式試験に必要なことを考えます。
・計算科目の場合、総合問題を解ける力
・理論科目の場合、論点を把握し論文形式で解答できる力
さて、1つ目の計算科目についてですが、論文式試験では総合問題になります。対策としては、そのまま総合問題への対応力が必要になりますが、この力は、前述の授業の復習法(チャートで計算パターンを蓄積することで問題に対応する力)や、短答式対策(個別問題に対し計算パターンを自在に操り対応する力)で実は、身についています。
また、2つ目の理論科目についてですが、論文式試験ではその名のとおり、論述問題となります。対策としては、論点を把握し、論点ずれを起こさず文章を構成し、論じる力が必要となりますが、この力も、前述の授業の復習法(論点別のストーリー化したチャートを蓄積し自在に引き出せる力)で身についています。
例えば、問題を見た時を考えてみてください。論点を把握し、理論構成を考え、肉付けに答案を埋めるわけですが、論点の把握=これまで復習で蓄積したチャートのどれを呼び出すかであり、理論構成を考える=論証のプロット(骨組み)を考えることであり、これは作成したチャート(=キーワードで作成したチャート)がそのまま論証のプロットになっている、といった具合です。
*理論科目の短答式対策は、無関係ではないですが、論文式勉強法とは少し性格が異なります。
そして最後にもう一つ必要なこと、それは「総合問題の経験」です。いくら個別問題の集合体が総合問題と言っても、総合問題特有の対策(時間配分、問題の見切り、解く順序の判断、論述を書く手順、記述の肉付け法等)は必要です。ただ、この点は「答練の復習法」でカバーされています。
結果、これまでの勉強法の積み上げ、数珠繋ぎにすることで論文式試験の対策になっているということです。
会計士 論文式試験対策の勉強法 まとめ
いかがだったでしょうか。予習は行わず、受講で全力を尽くし、チャートで頭を整理・定着を図る復習を行い、答練で復習した内容を自在に使えるようにする。
どうしてもブログ記事の紹介だと、方法論がバラバラに見え、わかりづらかったかもしれません。しかし、実は全ての勉強法は論文式試験の対策につながっているわけです。
実際、合格する人は、意識をしていなくても、自然と論文式試験の対策につながる勉強ができているものです。しかし、もし、自分がそうした勉強ができていないかも?と思うなら、今一度、自身の勉強法を振り返ってみる必要があるかもしれません。
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