会計士短答式の理論科目勉強法|原典を使い倒す!

会計士短期一発合格勉強法
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短答式試験のための勉強法がある!

今回は、会計受験生がまず目標とする「公認会計士短答式試験」合格のための勉強法をご紹介します。私は、この方法で、無事一発合格を果たすことができましたが、読んでいただければわかるとおり、誰でも真似できる方法です。

ただし、誰しも真似しない方法でもあります。

↓会計士短答式の「計算科目勉強法」が気になる方はこちら

もし、まだ自分の勉強法が見えていない、もしくは勉強しているけど得点が思うように伸びない方は、参考にしていただければと思います。

この記事を読めば、きっと短答式試験の短期合格へのきっかけが掴めるはず!

短答式試験の特徴を知る

前回の記事で『短答式試験』(マーク式試験)の怖さ、難しさをお伝えしました。まだご覧になっていない方は、まずこの記事をご覧ください。

この記事で述べたとおり、マーク式(短答式)試験は、明らかにその性格が論文式試験とは異なります。性格が異なれば、当然、勉強法・対策も異なります。

よく「論文式試験の勉強が全てで、しっかり勉強していれば短答式試験も合格できる」という話を聞きませんか?

それは半分正解、半分不正解。確かに、論文式試験に合格する力があれば、短答式試験に合格する実力はあるでしょう。特に、計算科目については、個別問題の組み合わせ=論文式試験と考えれば、なおさらです。

しかし、理論科目では少し事情が異なります。短答式は前回お話したとおり、解答を肢から選ぶしかなく、解答に至る過程で得点を得る機会がありません。理論科目の論文式試験では、解答に至るまでの過程も評価されます。それゆえに実力に応じた評価がされる訳ですが、短答式のようなマーク式の場合はそれがないわけです。

つまり、肢を正確に見切る100%の理解がなければ、評価につながらない=合格できません。この特徴をふまえ、短答式対策の勉強が必要になるという話です。

ということで、今回は会計士短答式試験でも特に対策が必要になる理論科目に的を絞ってお話します。

短答式(マーク式)試験 理論科目合格勉強法

皆さんもご存じのとおり、短答式(マーク式)の場合は、条文や基準等の一部を変えて誤りにして出題するパターンが一般的です。つまり、その条文や基準を「正確」に知っているかを見る試験です。

ただ、変えるといっても意味のないポイントを変えることは通常ありません。出題される条文、基準等には、必ず「ポイント」「核」となる部分があるわけです。

その箇所を微妙に変化させ、正誤を判定させるのが短答式(マーク式)試験です。そのため、出題された条文や判例を見たことがある程度では、微妙な変化に気づくことができず、誤答してしまう可能性が高まります(この条文、見たことあるに・・・という経験が誰しもあるかと思います)。

それでは、こうした性格の短答式(マーク式)試験を突破するにはどのような勉強法が適しているのでしょうか。私が実践した勉強法は、次のとおりです

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会計士短答式試験勉強法まとめ 作成:CPA-MAP

いかがでしょうか。一見、シンプルですが、この勉強法には2つの大きなポイントがあります。そのポイントとは、1つ目『必ず原典に返る』ということ、2つ目『ただ繰り返すではなくひたすら繰り返す』ということです。

この2点、非常に重要なので、後述します。

必ず『原典』でインプットし、『原典』に集約し、『原典』で学ぶ

考えてみてください。原文を知らない、わかっていないのにその応用、変化をさせた問題がわかるでしょうか?

人によっては、専門学校から提供されるコンテンツ、いわゆるポイントがまとめられた教材や重要条文がピックアップされた資料集、問題集を中心に勉強する人もいるでしょう。

もしかすると、ほとんど原文を読まない人もいるかもしれません。しかし、原典(原文)ベースで学習することには、圧倒的なメリットがあります。それは、実践してみればわかりますが、問題をこなし、原典に転記する作業を繰り返せば、復習をした際に、原典の全条文を見渡すと①やたらマークが多い条文、②ある程度触れられる条文、③他条文との関連で触れられる程度の条文、④全く触れられていない条文・・・のように、自然と重要度の高い条文が浮き上がってくることです。

重要な条文チェックなら、専門学校の教材で十分でしょ?


確かにそうですね。

専門学校のテキストにも「この条文は重要度が高い」等の記載はあります。しかし、ここで抑えたいのは、①②に加え、③や④の条文です。重要度の高い条文は、講義や答練で何度も触れるため、「重要なのかな?」という意識を自然と持つことはできるでしょう。

しかし、重要度が低い条文についてはどうでしょうか。

受験者において、かなり知識のバラつきがあると思いませんか?当然です。専門学校が力を入れて教えていない以上、受験者各自が判断し、理解すべき条文か否かを取捨選択しなければいけません。そうした場面において、どのように取捨選択するか、その基準がまさに原典に転記された情報というわけです。

専門学校では重要度は低いと考えているが、過去、1度だけ出題された条文も念のため答練に出題しておくようなケースがあります。しかし、解説では重要度が低いためあまり触れないかもしれません。ただ、過去、1度でも触れられた条文と、全く触れられていない条文とは、出題可能性は当然、異なるとは思いませんか?

出題される条文は、少なからず出題者が重要な条文と考えているはずですから。この微妙なニュアンス、重要度の違いをいかに把握し、どこまで抑えるか=浅く広く知識をストックするかが、マーク式(短答式)試験突破の鍵だと考えます。そして、その重要度の違いを明確にするツールが、前述の作業で作り上げた『原典』というわけです。

ただ繰り返す(回転)だけで合格するならみんな合格

続いて、2つ目のポイント『ただ繰り返すではなくひたすら繰り返す』については、こちらでご紹介した勉強法のことです。

受験する方は、当然、復習で「何回転させたか?」にこだわります。繰り返すことは重要ですからね。しかし、ただ繰り返すだけなら誰でも時間さえかければできます。それで合格するなら、みな合格できます。その復習・回転のさせ方が重要という話。

とにかく、各条文や基準等の重要性(優先度が高いものの把握は当然、出題が1か0かの違いも意識)を把握し、その重要性に応じ、場合によっては秒単位を意識し徹底的に繰り返すこと、これが実践できれば合格に近づくと思います。

補足.短答式対策で復習(=回転)する時の注意点

短答式(マーク式)試験の場合は、単に条文を繰り返す、暗記するという勉強法ではなく、その条文のひっかけポイントを把握し、どういうひっかけが想定されるのかを意識することが重要です。

想定されるひっかけってどうやって知ればいいの?

と思われる方、身に覚えはありませんか。

そうです、想定されるひっかけは、専門学校で何度となく繰り返される問題演習や答練そのものです。各専門学校が、過去問等を参考にひっかけパターンを問題集や答練を通じて教えてくれています。それを原典(監査六法やポケット六法等)一カ所へ集約・転記したのであれば、あとは、その原典をひたすら繰り返せばよい・・・それだけのことです。

私は受験時代、問題演習、答練等で出題された肢について、そのひっかけポイント、なぜ間違えたか、どの条文と関連があるのか、過去の出題の有無等の情報を原典にどんどん転記、集約していきました。追記するスペースがなければ付箋等も使いながら。

ちなみに、商法(会社法)なら、直前期の何か月かは、1日1回転(1,000条程度でしょうか、復唱+ひっかけポイント意識+速読意識、第1条からマーカー等でラインした条文をいっきに流し読み、1.5時間程で回すイメージ)していました。

これだけやれば、頭に定着すると思いませんか?

補足.短答式対策で『原典』に情報を集約する方法
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引用:監査実務ハンドブック
会計士短答式勉強法 原典に情報集約! 作成:CPA-MAP

あくまで一例です。本来は私が受験時代に使用したポケット六法を例にすればよかったのですが、既に処分済で手元にないため、今回は私が修了考査で使用した監査実務ハンドブックから抜粋です。短答で使用したものではないので、あくまで参考ですが、基本のやり方は同じです。

画像で紹介できていない部分としては、やはり肢のひっかけポイント、関連条文等の追記等でしょうか。空白箇所へ答練等で出題されたひっかけ、自分が誤ったポイントをどんどん追記すれば、短答対策のツールとして非常に有用なものが完成されると思います(むしろ短答対策のツールとしてはそれをやらなければ効果半減)。

なお、唯一の懸念は、作成に時間がかかるということです。

専門学校から提供されるツールはそのまま持ち歩き、すぐに学習することができます。私も最初は使用していました。ただ、それだけでは不十分だと思った時、今回のツールを使いたいと思ってもすぐには作成できません。

復習の中で時間をかけて作り上げるものなので、もし、実践するなら早い段階から着手することがいいでしょう。

改めてですが、ポイントは以下です。
蛍光ペンの使い分け
私は2色でした。赤色のワードをトリガーに黄色の説明を浮かべるという復習法/前述の画像参照。消化不良にならない色の数がベスト。多数の色を使っても良いですが、塗りまくってそれで満足しないように。
「肢」のひっかけポイントを関連条文の傍へ追記
該当条文の「どこ」の理解を問われたかがわかるようにする。前述の画像では表現できていませんが、是非、会社法等で実践してみてください。


原典を徹底的に使い倒すことが合格への近道!

会計士短答式試験 理論科目合格勉強法 まとめ


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いかがだったでしょうか、マーク式(短答式)勉強法。原典は、なかなかとっつきにくいもので、また、紹介した方法は時間もかかるものです。しかし、復習しながら、今後の回転を意識したツールを作成することは有用かと思います。

また、実際、会計士になり実務をこなすようになれば、常に会計監査六法等の関連会計基準を確認するのが当たり前になります。専門学校のツールなんて開いている人は皆無です。その意味でも、原典を開くこと、見ることに慣れておくことは決して損ではないと思います。

今回は、その特性から、理論科目中心の勉強法になりました。当然、計算科目のマーク式(短答式)勉強法も気になるかと思いますが、それはこちらをご覧ください。

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