会計士の受験勉強における友達・仲間の考え方
会計士試験を始め、司法試験や弁理士、税理士や司法書士試験等、勉強期間や専門学校に通う期間が長くなる場合、必ずといっていいほど悩むになるのが、
「勉強友達・仲間を作るべきか否か」
ということです。今、まさに勉強しているみなさんも一度は気になったポイントではないでしょうか。最近ではTwitterを始めSNSによる気軽な勉強仲間、受験仲間作りも可能ですね。
今回は、そんな受験勉強について、友達・仲間を作るべきか=一人で勉強するべきか、友達を作り一緒に勉強するべきかについての考え方をご紹介します。
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受験勉強に友達・仲間は必要ない?
私が会計士受験を始める際、いくつか決めていたことがあります。その内の一つが「一人で勉強する」ということです。そうです、私は「受験勉強に友達は必要ない」と考えていました。それはなぜかですが、
分からないことや勉強の進め方は講師に聞けばいい
必要な情報は専門学校から得られる etc…
まだまだありますが、とにかく「友達を作ることはデメリットが大きい 」と考えていたからです。
実際、試験のほとんどは、一定のラインを突破すれば合格となっていますが、その合格ラインは、想定している人数になるよう設定(=実質相対試験)されるため、結局、他者との競争試験になっているケースがほとんどです。
そうした中で、少しでも自分自身の合格確率を上げることを考えるなら、他者と仲良くする、慣れ合うことより、一人で勉強することが、最善の方法であると考えました。いかがでしょうか?受験をする上での「友達」の考え方。
実際は、勉強友達・仲間と合格!
ちなみに、私は受験勉強の時、5人の仲間と受験を乗り切りました。
え? 話が違うじゃねーか!
そのとおりです。なぜ、「1人で勉強する」と決めておきながら、結局、「友達」と共に勉強することとなったのか、それは・・・実際、勉強を進める中で、自然と知り合いができたというのが理由です。
一人は、成績表を見ている時に「名前載ってますよね」と声をかけられ、一人は、「朝、いつも早いですよね」と声をかけられ、一人は、講師へ質問待ちをしている時に話したことがきっかけで、そして、一人の知り合いがまた別の知り合いを連れてきて・・・
つまり、自分の考えとは違うように物事が進んでしまった訳です。しかし、実際、知り合い・友達がいたことは、今になって思うと、非常に良かったと感じています。
特に、良かったと思うことは、身近にがんばっている友人を見ることでモチベーションが上がること、これに尽きます。
想像してみてください。例えば、自習室等でがんばっている受験生を見かけます。当然、知り合いでなければ、特に意識することはないでしょう。しかし、友人であれば話は別です。
「今日はやる気がわかないな。もう帰宅しようかな・・・」
そんな時、ふと前に座っている友人を見ると、すごい勢いで電卓を叩いています。そして、斜め後ろでは、六法にすごい勢いで書き込みをしています。
「・・・もう少し、やっていこう 」という気持ちになりませんか。
どうしても長期に及ぶ受験勉強。モチベーションの維持は非常に重要です。そんな時、『身近なライバル』はとても有効です。目に見えないライバルより、身近なライバル。ちなみに、『友達を作った場合のデメリット』はどうなるのかが気になるかと思いますので、以下、後述します。
受験勉強の友達・仲間を作った場合のデメリットは解消できる
これは、『どういう友達を作るか』次第です。『どういう受験友達、仲間を作るか』次第で、前述の友達を作ることのデメリットは全て解消されるため、実は、問題ないんですよね。それでは、『どういう友達を作るか』ですが、これは、『同じ目的、同じ意識を持つ友達』を作ることです。
いやいや、みんな合格することが目的でしょ?
目的だけならその通りでしょう。しかし、意識はどうでしょうか。
「大学在学中に合格したい」という人もいれば、「受験回数は3回まで」という人もいるでしょう。
そして、「勝負は一回限り」という人もいるはずです。
この『意識』が同じ人と友達になることが重要です。少し会話をすれば分かってきますよね。それこそ「人生を賭けて挑戦している」のか「できるなら合格したい」のか「友達ばっかり増やしている人」なのか。ちなみに、私がいつも会話をするメンバーは、みな、前職を辞め、無職・受験専念で一発合格を目指す人ばかりでした。
この意識がズレた人と友達になると、「友達を作ることのデメリット」が生じることとなります。
しかし、合致する友達であれば、デメリットは解消されるとともに、前述のモチベーションの維持というメリットを享受することができます。ちなみに、どのようにデメリットが解消されるかは、以下のとおりです。
⇒ 高い意識の友達同士なら、お互いを邪魔することは決してない
分からないことや勉強の進め方は講師に聞けばいい
⇒ 同じ授業を受けた友達の理解度を知ることは自分の考え方、授業の受け方を考える上で役に立つ
⇒ 友達に聞くと同時に、友達に教える機会を得ることで、本当に自分が理解しているかがわかる
⇒ 受験生同士にしかわからない悩み、相談できる悩みがある
必要な情報は専門学校から得られる
⇒他の専門学校の情報を収集している友達がいれば、より多くの情報を知ることができる
会計士受験で勉強友達・仲間を作るべきか? まとめ
いかがだったでしょうか。繰り返しとなりますが、少しでも「意識がズレた」友達の場合は、デメリットが解消されることはないので、注意が必要です。
同じ目的はもちろん、『同じ意識レベル』の友達というのがポイント!
もし、そういった友達、仲間が見つからなかったら、一人で勉強する覚悟で。
『友達作らず、ライバル作る』
参考になれば幸いです。
補足.
受験時代に一緒に勉強した5名。全て一発合格。その後、BIG4の監査法人で働きつつ、転職、独立開業した者も。今ではなかなか会えていませんが、大切な戦友となっています。
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