会計士受験生の過ごし方|年末年始はイベントが多い
年の瀬が近づくとついつい、気持ちも緩みがちです。年末年始は「勉強時間の確保」「いつもどおりの生活サイクルをいかに続けられるか」が合格するためのポイントとなりますが、それがなかなかできないものです。イベントが沢山ありますからね。
もちろん、「自分の意思」さえあれば何とかなるものもあれば、他者(両親)等からの影響で自分ではどうすることもできないことも多々あります。
それでは、どうすればよいのでしょうか。今回はそんな会計士受験生の「年末年始の過ごし方」について、私の経験をご紹介します。
是非、頭休めに最後までご覧ください。
会計士受験生の過ごし方|私の場合
私は会計士受験時代に年末年始の期間を2度経験しています。初回は勉強を開始して数ヵ月の時、二度目は目標としていた短答+論文式試験の年です(当時は5月短答⇒8月論文のみの前提)。
ここで私は以下のように過ごしました。
✓1週間、休むと決める
✓自宅の掃除をする程度、後は本を読んだり、寝たり、体を動かしたり。
✓勉強に全振り
✓「平常時の生活サイクル」を維持することに注力
初回は、目標の本試験まで1年以上あるタイミングです。
周囲もクリスマスの後、年末年始ムード一色。一方で、授業内容もまだ序盤、しっかり消化できていました。そのため、中途半端に勉強or休息になるくらいなら、「休み」に全振りしたのがこの時期です。
もちろん「勉強」を続けられるならそれが一番ですが、普通の人にはなかなか難しいもの(年末年始は特有の雰囲気がありますよね。また、学校も閉まる等、平常時とは環境も異なります)
また、試験まで1年以上あるタイミングでは、危機感を高く維持するのは難しいものです。それなら、いっそのこと「休み」に全振りする、これが私の戦略でした。
一方で二回目は目標の短答試験まで5か月。
時間価値も高まっている時期です。当然、「休み」に全振りしている場合ではありません。「合格できなかったら全てが終わる」というリアルな「危機感」を持ち、高いモチベーションの維持を心掛けました。
とにかく意識したのは「通常の生活サイクルを崩さない」ことでした。
「帰省」や「親族挨拶」はどうしたの?
この質問、意外によく聞かれますが、私は「全て無視」でした。言葉は少し乱暴ですが、もう少し正確に言うと「一人暮らししていた場所から離れることはしなかった(=環境を変えなかった)」ということです。
これは会計士試験挑戦前、両親に説明・説得した時に既に伝えていたことでした。「会計士の勉強をする2年間、冠婚葬祭は一切出られない」そう伝えていました。
これはかなり極端な例ですが、その覚悟だったということです。
そうは言っても、家庭によっては「必ず帰省」「家族で年明け」等あるかもしれません。ただ、「自分が受験生」であることを忘れてはいけません。
年末年始くらい休みなよ
そういう人もいるでしょう。しかし、会計士試験に合格した人でこのような言葉を安易かける人を私は知りません。
自身の状況をしっかり考え、「合格するためにどうすればよいか」「勉強できる環境を作るために何をすべきか」、周囲の協力を仰ぐ、又は根回ししておくことが大事です。
会計士受験生の過ごし方|年末年始は普通と違う
そうはいっても「1週間」。まだ本試験まで5か月あるし、何とでもなる。
そういう人もいるでしょう。ただ、考えてみてください。
・一度、緩めた勉強の習慣はすぐに戻らない
・働きながら等で普段、勉強できなかった受験生が猛追してくる
こうした事実を忘れてはいけません。
特に3点目。社会人受験生等は、働きながら、わずかな時間を捻出し学習しています。そうした人達が、この年末年始、遅れを取り戻すために恐ろしい学習量で追い上げます。この他にも、これまでカリキュラムが遅れていた人たちが猛追する期間、それが年末年始です。
自分自身が現状維持なら、あっという間に追いつかれ、追い抜かれる時期なのです。
学生や無職専念でカリキュラムを順調にこなしている受験生こそ、注意すべき期間、それが年末年始。これまでの優位性を一気に失うか、否か。自分次第です。
会計士受験生の過ごし方|合格のためにすべきこと まとめ
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✓「1年以上」あるなら「休む」もあり
✓「数ヵ月後に本試験」なら「勉強」一択
✓「年末年始イベント」は参加しない
⇒そのために周囲へ協力、根回しを(自分が勉強できる、合格する環境を作ることが大事)
「とりあえず勉強しろ」ということは簡単ですが、私は「本試験までの期間」で判断してよいと思います。
1年以上ある場合は、カリキュラムも難易度もまだまだ未消化ということはないでしょう。思い切って「休む」選択も、年明けからのスタートダッシュのためにありだと思います。
一方で、本試験まで数ヵ月の場合、まさに「合否」を分ける一つ目のポイントです。年末年始のたかが一週間ですが、されど一週間。ここでできなければ、年明けに勉強できるはずがありません。また、勉強の進捗が遅れている人は、この年末年始が最後のチャンスです。
さて、今日からの年末年始、あなたはどう過ごしますか?悔いのない選択を。
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