会計士試験を撤退することは、挑戦することよりも難しい

公認会計士合格勉強法
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会計士試験の挑戦を続けるべきか、撤退するべきか

今回は、会計士試験をはじめ、難関を言われる試験に挑戦を続けるべきか撤退するべきかについて、その判断の仕方、考え方についてご紹介します。

毎年、8月は国家試験集中月となります。会計士試験も例にもれず、論文式試験が実施されました。そして、白黒はっきりするのは合格発表の11月頃かと思います(令和4年の公認会計士試験合格発表は本11月18日)。試験後からこの日まで、本当に長く感じたことでしょう。

そんな中で、本日の記事ですが、その試験の結果が残念ながら「不合格」の方へ書きたいと思います。少し重い内容ですが、合格者以上に重要な選択を迫られる方へ。今後の決断の一助になるかと思います。

よろしければ、最後までご覧になってください。

会計士試験の挑戦を撤退するべき

まず、会計士試験までに自分がやってきたこと、やってきた生活、過ごしてきた時間を振り返ってください。

本当に努力の限りを尽くしたのか?

努力の全てを本試験でぶつけることができたのか?

悔いがあるのか、ないのか?

どうでしょうか。ここで、そもそも余力があった、もしくは思った程、勉強していなかった等、思い当たることがある人へは言うことはありません。続けるも、撤退するもご自由に。この水準だった場合は、そもそも会計士になることへの意欲の問題もあるので、挑戦を撤退する割合もかなり高いでしょう(というか、ほぼ撤退するでしょうか)。

今回の記事をお伝えしたいのは、自分のできる限りの努力を、時間を、生活の全てを会計士試験に捧げやってきた人達へです。これだけ全てを注いだのに、試験の結果が「不合格」になったなら、ここで諦める(撤退する)のも一つの選択肢かもしれません。

ご存知のとおり、この試験はリスクが非常に高いものです。論文式試験はもちろんですが、前哨戦である短答の合格率もますます厳しいものになっています。毎年、若い、志の高い人間が次々に参戦してきます。そして、合格者は2~3回の受験でパスしていきます。

こうした状況を考慮すれば、この試験は長い年数、とりあえず勉強したら受かるような試験ではないことが明らかです。人によっては「やり続ければ必ず合格できる」なんて声も聞きますが、本当にそうでしょうか。極論、生活のほぼ全てを勉強に捧げ、かつ、勉強方法が適切であった者、そして運を味方にした者のみが合格できる試験です。

こうした現実の中、前述のとおり、自分のできる限りの努力を、生活の全てを捧げやってきた、それでも合格が難しいのであれば、『会計士試験を諦める、撤退する』というのは、一つの決断になるでしょう。

会計士を『撤退する』ことは本当に難しい

タイトルでも記載しましたが、会計士試験のような人生を懸けた挑戦は、『挑戦することより、撤退することの方が圧倒的に難しい』ものです。

挑戦する時は、「合格率は低いけど、自分ならできるはず」「努力は報われる」「合格後は人生逆転」等、基本はポジティブな想いだけです。しかし、試験後、不合格だった場合はどうでしょうか。「やり始めた以上、今更、撤退できない」「次、受験しても合格できるのか」等、ネガティブな想いが強くなります。

そして、ありがちですが『もう一回だけ』という考えが浮かんでくるものです。しかし、もう一回続けたとしても、合格できる保証はどこにもありません。これだけは忘れてはいけません。周囲には安易に「ここまでやったのだから、もう一年続けて見れば?」なんて言葉をかける人もいるでしょう。しかし、それがどれだけ「軽い」言葉か、真剣に挑戦してきた人ならわかるはずです。

ここで、一つお伝えしたいことがあります。「会計士だけが全て」ではありません。実際、私の知り合いでも会計士試験撤退後、成功している人間はたくさんいます。その上で、改めて「なぜ会計士なのか」「会計士じゃないとダメなのか」考えてみるべきではないでしょうか。

圧倒的に低い合格率を前に、再度挑戦する意味を見出せるか?

再び、長い時間を、生活の全てを勉強に捧げることができるのか?

会計士を撤退することはつらいけれど決断すべき

会計士試験の挑戦を諦める(撤退する)ことは、非常につらいことかもしれません。それは、努力をした人であればあるほどに。しかし、一度の人生。慎重に、周りの方の意見を参考に、続けるも辞めるもフラットに考えることは、決して悪いことではありません。

道は一つではありません。この試験の経験者として、試験後、一度考えることをオススメします。

会計士試験を撤退するか続けるべきか まとめ


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そして、最後に。この記事を見て、なお、心折れず、『公認会計士にどうしてもなりたい』と思った方。そんなあなたは、もう一度だけ、公認会計士試験に挑戦をする価値があるのかもしれません。

一度きりの人生、悔いなきようにご決断を。

*再挑戦を決めたなら、こちらの勉強法も是非、ご覧ください

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