合格者は似たような時間軸で進んでいる
前回に続き「公認会計士試験受験日までの取り組み方に関する時間軸」をテーマにご紹介します。
正直、勉強を開始すると意識することはあまりない視点だと思いますが、勉強開始から合格までの大枠として、参考にしてもらえればと思います。
それでは、今回は「②会計士試験本番まで1年半以内、3か月以上前の時期」のお話です。最後までゆっくりご覧ください。
試験本番まで1年半以内、3か月以上前の時期
そもそも1年半~合格を目指すコースもあり、人によっては勉強を開始したばかりというケースもあるでしょう。ただ、この時期だと、1年半以上試験から空いているケースと比較し、1週間に対する「授業の回数」が増えています。前回の記事で記載したような「余った時間」はなくなるわけです。
今回は、こうした状況下における勉強の取り組み方について、ご紹介します。
✓ 復習は次回の授業、答練までに
✓ 復習のルーティーンを崩さない
✓ 疑問は全て解消しようとするな
違和感を感じる内容もあるかと思いますが、もう少し具体的にご紹介します。
授業&答練をスケジュールどおりにこなす
2年コース等でかなり長期の受験専念の場合、試験から1年半をきったあたりで多少、授業のペースが上がっても、それまでに「勉強するクセ」が身についていれば、問題ないでしょう。一方で、働いていた人が、仕事を辞め、1.5年コースで受験専念を開始した場合、「勉強するクセ」「習慣がついていない」ままに授業、答練の波に飲まれます。
どのように復習するか、疑問を解消するか、まとまっていない中で次々に新しい授業がスタート。まさに走りながら、自分の型を作っていくことになります。
そのため、人によってはペースを掴むことができず、序盤から授業が遅れる・・・なんてこともあるでしょう。
大丈夫、まだ試験まで1年以上ある!週末に追いつく!
これだけはやってはいけません。後で追いつくと思って、追いつけた試しがあるでしょうか。ここは、何としても授業のペース、答練のペースにしがみつき、乗っかることです。そして、自分の勉強のペースを作ること、それが大事です。
専門学校が提供するスケジュール、カリキュラムをしっかり信頼しましょう。そして、それに乗っかること、それが大事です。
受験生あるあるですが、「後でまとめてやる」は禁じ手。「しょうがない、今回の復習は次回の授業とまとめてやろう」などと考えてはいけません。一度、許してしまうと、二度、三度と許容してしまうもの。結果、二度と追いつけない遅れを生み出します。
経験すると分かりますが、当然、後になればなるほど授業の回数、難易度、復習に要する時間は増えていきます。それを溜めて、まとめてやることは極めて困難になります。また、時間が空けば、その分、授業内容も忘れ、復習の効率も下がります。不十分な復習で次の授業を受け、答練を受け、得点が伸びず、ずるずるフェイドアウト…容易に想像がつきませんか?
受験までたどり着けない受験生が多い理由の一つでしょう。
だからこそ。この時期は何としても「授業を受け、答練を受け、次回までの復習をしっかりこなす」を守りましょう。その積み上げだけが、受験までたどり着く唯一の方法です。
会計士試験本番まで1年半以内、3か月以上前の時期 まとめ
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いかがだったでしょうか。会計士試験本番まで1年半以内、3か月以上前の時期1年半以上までの時期の取り組み方について、イメージできたでしょうか。
まだまだ時間があるから、余裕余裕
この気持ちが出たら負けです。後になればなるほど、復習量、難易度はグイグイ上がります。目の前の課題は、着実に、即座にこなしていきましょう。
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