結論.会計士の授業で予習はするな
前回の記事で「会計士の授業を受ける際に予習をするべきか否か」という問題提起をしました。これについて「予習をしてはいけない」というのが私の答えです。
それでは、なぜ「予習をしてはいけない」のか、その理由について今回はお答えします。ご覧いただければ、より効果的・効率的な勉強スケジュールの策定ができることになるでしょう。
なぜ、授業の前に予習をしてはいけないのか?
なぜ「予習」をしてはいけないのか、その理由は「あまり意味がない」からです。なぜ「意味がない」のか、それは初めて学ぶ内容を配布されたテキストのみで勉強することは、効率、効果ともに望ましくないからです。
予習をすることで授業がわかりやすくなるよ!
確かに、そういった意見もあるでしょう。ただ、どうでしょうか。会計士試験のような難関試験の場合、多少の予習をしたからといって、授業を聞いただけで、その場で理解できることは・・・たかが知れています。
授業の序盤|時間はあるけどそもそも内容が平易
例えば、授業の序盤はどうでしょうか。簿記2級レベルの基礎講座等の入門編であれば、平易な内容も多いでしょう。しかし、そういった平易な内容については、予習をしていなくとも理解できる内容です。それ故、予習は不要です。
授業の中盤~終盤|予習でわかれば苦労はしない
では、授業が進んでいった場合、中盤から終盤はどうでしょうか。内容の難易度がそもそも上がるため、予習で理解できるほど、甘くありません。むしろ、予習で間違った自分なりの理解をした場合、授業や復習でその内容を補正する過程が発生します。これは無駄です。それ故、予習は不要です。
以上から、会計士授業を受ける場合、序盤から中盤、そして終盤までいずれのタイミングにおいても、予習の有無は授業後の理解度にはさほど影響はなく、又は予習によって自分なりの誤った理解をした場合は、むしろマイナスになるということです。
なお、別記事にてご紹介していますが、本当に重要なポイントは、『授業前』の時点ではなく、『授業中』そして、『授業後』の時点になります。
授業後にすべきこと⇒復習こそ全て
もちろん講師の人によっては、「必ず予習をしてくるように」指導する人もいるかもしれません。そして、それも一つの方法でしょう。しかし、私の考える会計士試験に短期、一発合格する方法は、限られた時間の使い方として、予習に時間を費やすことは無駄だと考えます。
では、予習をしないなら何をすればよいのでしょうか。それは、前述のとおり、『授業中』、『授業後』の時点です。この二つの時点での勉強法こそが、合格できるかどうかの分かれ目となるでしょう。
会計士の授業で予習は絶対するな! まとめ
更新情報はTwitterで!
他の資格ブログはこちら
にほん ブログ村
✓ 授業の中盤~終盤は予習程度では歯が立たない難易度
⇒結局、予習より授業中・授業後にウェイトを置くべき
いかがだったでしょうか。
勉強を始めた当初は特に前のめりで、『予習』をやりがちですが、その時間があるなら、その力があるなら、『授業を受けるために力を温存』し、『時間の全てを復習に費やす』ことを意識しましょう。
合格するためには、正しいやり方が大切です。是非、ご参考に。
★次の記事「会計士試験の挑戦を決めたらまず何をする?」はこちら
★前の記事「会計士の勉強で予習をすべきか否か」はこちら
コメント