勉強のやる気がでない時はネガティブになれ!
やる気を出すために「ポジティブ」な理由は不要
それでは前回からの続きです。難関試験では長期の受験期間になります。その中で、どうしても「勉強が続かない」(=モチベーションの低下、やる気が出ない)リスクが誰しも発生します。このリスクは、資格試験に合格できない理由の主要因となります。
しかし、逆の見方をすれば、資格試験に合格できないリスクを軽減する=試験の合格率を上げる!ことなるのではないでしょうか。ということで、最も知りたいその「リスク」を抑える方法。その一つに、「なぜその資格試験を目指すのか、その理由」が実は、密接に関係しています。
そして、その答えは、勉強が続かないリスク(=やる気が出ない)を抑えるためには、「無職で受験専念、合格できなかったら何も残らない」という気持ちが大事だと考えます。
では、なぜネガティブな理由を持つことができれば、勉強を続けることができる(=やる気が出る)のでしょうか?もう少し具体的にみていきます。
「危機感」こそ自分を奮い立たせる!
ネガティブな理由を持つことが大事な理由、それは、人間が本当に本気になれる時は、明るい未来のためではなく、暗い悲観すべき将来を変えようとする時だからです。
どうでしょうか。もちろん明るい未来を夢見ることは大事です。しかし、勉強を続けられるかどうかは、甘い夢だけでは無理です。実際、私は無理でした。その一方で、今、ここで頑張らなければ暗い未来、将来しかない、いい仕事もできない、結婚もできない、二度と昔の友達とも会えない、家族、親戚にも顔向けできない・・・と思うとどうでしょう?
「がんばらないとダメだ!ってことくらいわかっている」大半の人はそう思うかもしれません。しかし、それでは足りないのです。「合格しないと大変だ」くらいのイメージでは足りないということです。
ここでのポイントは、とにかくリアルに、自身が置かれた状況をしっかりと意識する、そして身体から汗が噴き出る、悪寒が走るイメージを持つことです。私の受験時代は、本当に「リアル」なイメージを持ち、気が付けば、背中に冷や汗が流れ・・・机に向かっていました。
世の中、たくさんの誘惑があります。たまの休憩、息抜きは必要かもしれません。しかし、もしあなたが凡人なら、他の天才や、凡人と同じことをやっていて、合格できますか?
もちろん、一度テキストを見れば、内容が頭に残る、いわゆる天才は、前述の意識なんて持つ必要はないでしょう。しかし、そうでないなら、他の部分である意味、天才や他の凡人を凌駕する必要があります。それがまさに、他のみんなが気を緩める時、油断する時、どれだけ気持ちを保てるかということではないでしょうか。
繰り返しになりますが、私は、試験に合格できなければ、二度と「社会復帰」できないと本気で思っていました。もちろん、人によっては、「目指す人がいて、その人への憧れ」が第一!という人もいるでしょうし、そういった想いや目標も大切です。しかし、実際、全くやる気が起こらない場面に遭遇したら、自分を勉強へ動かすのは、「将来の明るい希望」といったゆるいものより、やはり「今、勉強しなければ全てが終わる」といった危機感ではないでしょうか。
最後にもう一度、繰り返します。人間が本当に本気になれるのは、夢や希望ではなく、危機感、恐怖感です。普通の人ならなおさら!
『リアル』な『危機感』が難関試験の合格率を上げる まとめ
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勉強のやる気がでない時は、結局、勉強せざるをえない状況に自分自身をもっていく、そういうコントロールが必要になります。そのコントロールのためには「今、やならければ全てが終わる」くらいのネガティブなイメージが必要ということです。『なぜその資格を目指すのか』という問いに対して『目指す理由の中にリアルな危機感があるか』是非、振り返ってみてください。そして、『危機感』足りないかも・・・という方、今ならまだ間に合います!是非、意識してみてください。
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