難関試験における「中途半端」は最悪
Q.会計士試験を目指す上で最も大事なことを教えてください。
A.中途半端をやめろ!
はい、以前、Twitterでは呟きましたが、これが全てだと思っています。自分の時間、努力、その全てを全振りする覚悟が必要だと。もちろん、友達と気分転換しながら、彼氏彼女と切磋琢磨して、家族との時間を大切にしながら・・・合格できればそれがベストです。
ただ、それで合格できなかったら、言い訳できないということを忘れてはいけません。
ちなみに、私は冠婚葬祭なんかも全て断っていました(というか連絡を断っていました)。これはやりすぎかもしれませんが。
「会計士試験に挑戦」できることが既に恵まれてる
そもそも、「公認会計士」という資格を知り、調べ、なりたいと思い、勉強を開始できた自体、恵まれていることです。
人によっては、生涯かけて従事する仕事をなかなか見つけられない人もいます。そんな中、「公認会計士」という資格を見つけることができ、さらに挑戦するチャンスを得たのですから。
あとは、選んだ専門学校、講師を信じ、勉強するのみ。にもかかわらず、やる気がでない、集中できない、気分転換したいetc…客観的に見たらどうか?という話です。
そうは言ってもやる気がでない時も
もちろん、そうは言っても、当事者は、勉強ばかりでいっぱいいっぱいになるのもわかります。私も経験者なので。ただ、それで勉強ができないなら、そしてそれが何日も続くようなら、そもそも挑戦することを考え直してもよいかもしれません。
資格も仕事も、見渡せば会計士以外にもたくさんあります。勉強より他のことをしたいなら、そうすべきでしょう。ほとんどの人は、誰かに強制されて公認会計士の勉強をしているわけではないでしょうから、別の選択肢を選ぶというのも、十分ありえます。
改めて考えてみませんか。なぜ「公認会計士試験」の勉強をしているのか、「公認会計士」じゃないとダメなのか。自分次第です、やるもやらぬも。
ぶっちゃけ、会計士試験をドロップアウトしても大成功している人はたくさんいます。「会計士だけ」にとらわれる必要は全くありません。
また、私も勉強が手につかない時は普通にありました。そんな時は、スラムダンク読んだりしつつ、「合格できなかった時の自分」(詳細はこちら)をイメージしたりしました。
「ゼロ」か「100」かの恐ろしさ
そして、資格試験の恐ろしいところは、「ゼロ」か「100」かというところ。
合格を100としたら、不合格だった場合、途中でドロップアウトした人も、答練上位だけど本番でミスした人も、結局、「ゼロ」なんです。どうせ「ゼロ」なら、勉強せずに、他のことに時間を費やした方がよくないでしょうか?それが嫌なら、勉強するしかないということです。
人によっては、「会計士試験で学んだ知識は無駄にならない」・・・と言われることもあります。でも、個人的には気休めだと思っています。
もちろん、簿記会計の知識は、ある程度学習をしていたら、かなり高いものがあるでしょう。ただ、それだけの話です。そのあたりは、経理実務を重ねる中でも習得可能ですからね。
あくまで資格試験である以上、目指すは合格。そのためになりふり構わぬ覚悟が必要です。
難関試験における「中途半端」は最悪 まとめ
無職でリスクを負って勉強したのに・・・、学生としてサークル・バイトの時間を犠牲に、新卒カードを使わなかったのに・・・etc
改めて考えてください。何千時間と学習したとしても、「中途半端」なら、「合否」の評価においては「ゼロ」になる事実を。その恐ろしさを実感できたなら、勉強へ戻りましょう。後になって、「こうしておけば」「ああしておけば」というくらいなら、今、やりましょう、全振りで。
なお、記事を読んでもそれができず、中途半端になりそうなら、挑戦すること自体、考え直すのみ一つかもしれません。
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