その週、その日の勉強を始める時、ほとんどの方は、「勉強計画」を立てるのではないでしょうか。特に、大学受験や会計士等の資格試験の勉強が長期にわたる場合、目の前の1日がついつい疎かになりがちですが、だからこそ、「勉強計画」が大切になってきます。
今回はそんな会計士試験をはじめとする難関試験における「勉強計画の立て方」のポイントをご紹介します。
勉強の計画をどう立てるべきか?
みなさんが勉強計画を立てる時、意識・優先することは何でしょうか?
弱点科目を重点的に時間を多く割り当てます
30分を1コマで、結構細かく計画してるかな
午前は計算、午後は理論ってことにしている
勉強計画の立て方、作り方は人それぞれですよね。どれが正解、不正解ということではないんですが、私からは、勉強の計画を立てる時に守ってほしいポイントを2つご紹介します。
勉強計画を立てる時のポイント2つ
「えっ?」という声が聞こえてきそうですが、この2つを守ってもらうのが大事だと考えます。もちろん、計算科目を午前にもってくるとか、科目のバランスを優先するとか、もしくは今日は理論に集中するとか、いろいろあると思います。
ただ、そんなことより何より、この2つを最優先すべきです。その理由について後述します。
『時間』ではなく『理解』で区切る
勉強を進める時にありがちなのは、『時間』で区切る勉強計画。もちろん、これを全て否定するわけではありません。その日の勉強計画について、まずは、午前、午後、対象科目を絞り、大まかな時間を設定する。決して間違いではありません。
ただ、ポイントは『時間』です。特定の科目、論点を1時間やったから、次にいく、計算問題を1時間解いたから次は理論に・・・このような勉強法ではおそらく、合格に時間がかかるのではないでしょうか。
ではどうするべきか?
私の場合、大まかな時間を決め、対象の科目と目的を決めます。そして勉強を開始。1時間が経過する時に、振り返ります。当初の目的は達成できたのか?を。もし達成できていなかったら、あとどのくらいで達成できるか、達成できそうにないならその原因は何か、これを明確にします。そして、理解が目標に達するまで学習するか、達成できそうにないならその原因(講師に質問するのか、友人に質問するのか、無視していい論点なのか等)を判断するといった具合です。
後段は勉強を実践している時の話でしたが、その実践を前提にすると、勉強計画を立てる際は、『大まかな時間』であることが大切だとわかります。なぜなら、30分や、1時間刻みで細かい予定を立てても、その計画と自分の理解スピードが合致することはなかなかない=計画どおり進まないですからね。
綿密な勉強計画に時間をかけるなら、手を動かす復習に時間を費やしましょう。
睡眠時間を最優先
こちらも、「はぁ!? 」という声が聞こえてきそうですが、これができていない人は、長期間に渡る会計士試験では生き残れないと断言します。
『睡眠時間をしっかり確保する』のがなぜ、最優先なのか。
周りにいないですか?学習内容の計画を緻密に立てた後で、残った時間を睡眠時間にするというスケジュールを立てる人。もしくは、睡眠時間を削ってスケジュールを立てる人。又は、計画の時に睡眠時間を全く考慮しない人。
これは大きな間違いです。
もちろん、試験に合格するためには、勉強時間の確保が必要です。そんなことは当たり前です。しかし、それ以上に『健康』であることが大前提です。そして、その『健康』の基本となるのが睡眠です。
また、しっかり睡眠をとることは、翌日の勉強効率を大きく左右します。もちろん、ラスト『一日』一夜漬けなら、最後の最後、徹夜するのもよいかもしれません。しかし、目指している試験は、大学生の中間テストや期末テストとは訳が違います。
会計士のような難関試験の受験生が考えるべき勉強計画・スケジュールは、学生気分の試験直前ラスト一日の計画ではなく、1年以上後にやってくる試験当日につながる勉強時間スケジューリングなのです。
そう考えた時、限られた時間の中で、何を優先するべきか・・・。
試験本番に健康が維持できなければ、それまでの学習時間、努力が全てが無駄になります。そうならないための下準備を1日1日の積み上げで作り上げるということです。そう考えれば、『睡眠』の重要性を理解できるはずです。
勉強計画の立て方 まとめ
実行できない細かい計画は立てるだけ時間の無駄
『何時間やるか』ではなく『何を理解するか』を前提にした計画を立てる
体調管理の基本『睡眠』も勉強計画のポイント
最初はいろいろやりたい気持ちも出るかと思いますが、計画は計画。ほどほどに。
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